リコール率を上げたい!
歯科医院経営者である先生の基本的な目標のひとつですね。
特に継続通院してもらわないと、「ビジネスモデル」的にも「口腔管理」的にも意味が薄れてしまう「定期管理型予防歯科医院」を標榜しているなら最優先課題として取り組むべきことです。
小児予防歯科でも大人の予防歯科でも、定期的に継続して通院(リコール)する仕組みと仕掛けを積極的に取り入れ、試し、改善し、また試していくことが大切です。
それは、先生の歯科医院経営のためでもありますが、何より「患者さん」のためになることです。
定期的に予防に来てもらうことで、その方の健康で明るい未来と人生が実現できるからです。
逆に通院が途絶えてしまえば、口腔環境が悪化して、将来虫歯になったり、歯周病になったりして、不健康の原因を作ったり、病気の進行を加速させたりすることになるかもしれません。
だから、予防歯科を標榜するからには、その必要性、有効性、継続していくことで「得られる未来」を一人でも多くの見込客(見込患者さん)に伝え、広めていく責任があると思うのです。
「十分経営できているから、うちはもう(患者さん)要らないよー」
では、ダメだと思うわけです。
うまく行っている時だからこそ、さらなる施策を実行できる余裕があるわけですし、予防歯科業界をリードしていく責務を担う立場になっている。そういうステージになったのだと考えていただけたら嬉しいのです。
そこで、今回は、「定期予防管理型歯科医院」の新規患者獲得・増患・リコール率向上に有効であると思われる「会員制」を導入するための方法についていくつかのアイデアをお伝えします。(会員制=すべて会費を課金したり有料化ということではありません)

それぞれのステージ(段階)や地域性・特性に合わせて調整する必要があるものもあるかもしれませんが、十分ヒントにはなるはずです。
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それでは、まず、そもそも予防歯科での「会員化」「会員制」とはどういうことなのか?
その定義から考えてみましょう!!
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「会員制ビジネス」とは、何らかの入会金や入会手続きを経て、基本的には毎月とか毎年、継続課金によって顧客にお金を支払ってもらうビジネス形態を指すと考えて下さい。
明確に「会員制」と謳われていないものも含まれます。
例えば、現在の私たちにとってなくてはならなくなったスマホ。
キャリアと呼ばれている携帯電話各社(主にドコモ・au・ソフトバンクの3社)と契約して、毎月利用料を支払いますよね。
基本料金とオプションや従量課金にしている契約分の利用料が請求されます。
こういうものも広義の会員制ビジネスです。
あとは、ライフライン関連。
水道もそうですが、行政の管轄ですので、
ここでは電気・ガスをイメージして下さい。
電気は、まもなく様々な会社がそれぞれのサービスと組み合わせて提供する時代に突入します。
自社のベースサービスに電気をセット割引で契約して抑えてしまえば、ライバル他者への流出を防ぐことができる(囲い込み)ため、携帯電話各社をはじめ、非常に有効なビジネスモデルと位置づけられて取り組んでいるはずです。
次に普通に会員制もの。
スポーツクラブなどが身近ですね。

毎月数千円から1万円程度、会費を払って利用します。
行く度に数百円、追加で支払う形式もあります。
これは、必ず徴収する月額会費を少し安めに設定して、利用回数に対して従量課金するので先述した携帯電話の料金体系に似ています。
それから、入会も月会費もありませんが、継続課金できるものとして、「コピー機やインクジェットプリンターも会員制モデルのひとつ」だと思います。
「うちはエプソンを使ってます」
という人は、エプソンメンバーに入会しているようなもの。
キャノンの人も同様です。
これらは、本来は本体の利益を考えるとかなり高額な製品なのですが、原価ギリギリで販売して「インク」で利益を出すビジネスモデルです。

インクの成分の大部分は、水分です。
ということは原価はかなり安い、大量生産が可能な大手メーカーにとっては「ゼロ」に限りなく近いと思われます。
だから本体で利益を出さなくてもいい、いや本体で利益を出さない方が利益を増大させることが出来るのです。
ジレットやシックなどの髭剃り・カミソリも同じです。
本体に対して替刃がすごく高いですよね。
本体を1回売ってしまえば、その本体用のカミソリを継続して買うしかなくなるからです。
プリンタよりも古くからある、継続課金モデルの原点のような気がします。
私の記憶が正しければ(笑)、これはジレットがカミソリを普及・販売する戦略として思いついたものだそうです。
(ジレットのビジネスモデル完成秘話は後日、調べなおして書きたいと思っています)
他業種の事例や身近なものがどのように継続課金モデルとなるに至ったかはこのあたりにしておいて、歯科医院での「会員制」活用法を考えることにしましょう。そもそも、歯科医院やクリニックというものは、特段の手順を踏まなくても「診察券」を自然に発行して患者さん(顧客)に渡すことが出来ますよね。
(確認するまでもないことですね)
ということは、そもそも、
このこと自体が「会員制度」の一種ではなのか?!
そう考えてもよさそうです。
「診察券」は会員証と同様の意味を持っていると言えます。
歯科医院は、自然に住所も名前も電話番号も(許諾さえ取ることができれば)メールアドレスも初診時に聞き出せて、しかも「診察券」という会員証を発行してしまえる「会員制」ビジネス形態を自然に採ることが出来る羨ましすぎる仕組みができているのです。
こんなすごいメリットを見過ごしてはいけません。活かさない手はないのです。
診察券をもらう=会員証をもらうようなもの
それならば、診察券自体にもう少し付加価値や意味合いを持たせる工夫をすればいいだけです。
会員制=有料とは限りません。
歯科医院サイドで、患者さんを「会員」と捉えて、様々なメリットやサービスを提供していけばいいと思うのです。
月替りのプレゼントを用意しておいて、来院された人にプレゼントしたり、
患者さんだけが購入できる「口腔ケアセット」や「健康増進セット」を販売したりするのです。
人は「カタチ」のないものは買いにくいものです。
(特にわれわれ日本人はサービスにお金を払い慣れていませんので)
ですので、先生やスタッフにとっては「わかりきったもの」でも敢えて「セットやパックにして用意しておく」だけで、かなり買いやすくなるはずです。
具体的に、予防歯科で考えてみましょう!
唾液検査(サリバテスト)と先生オススメの基本歯磨きセットをラッピングして、商品として販売するという方法が考えられます。
さらにそこに「説明・教育・啓蒙ツール・定期予防管理ノート」などをつけた上位版を作っておいてもいいですね。
商品パッケージにすることで、本人が購入しやすいだけでなく、家族や親戚、お友達にプレゼントすることも出来てしまうのです!!!!←重要
患者さんからお金を頂いて、さらに紹介までしてもらえるのです。
「経営者」なら【興奮モノ】、前のめりになるアイデアだと思いませんか?!
このアイデアは、実際に患者さんとのコミュニケーションを取ったり、お茶会などの企画をしたり、スタッフのモチベーションアップをしてきたコンサルタントとブレストしていて生まれたものです。
パッケージ自体なら、もしかしたらすでに用意して待合や受付でアナウンスしている医院もあるかもしれません。
前のめりになった部分というのは、
家族や友達にプレゼントしてみませんか!
という患者さん本人以外に対する行動を促しているところです。
すでにあるものであったとしても、どのように使うのか!というところまで具体的に示せていないことはよくあることです。
そこを見事に解決していて、行動喚起を促して、同時に紹介制度の意味合いも持たせています。しかもお金を取れるのです。
※ここで利益を求めないでくださいね。せっかくの優良患者化・ファン患者化への道を閉ざしてしまいます。
プレゼントに使いやすい価格設定とパッケージデザインなど、ちょっとした演出は必要になります。
(ご興味持たれた方は、このアイデアとセンスを兼ね備えたコンサルタントをご紹介しますので、仰って下さい。患者目線でものごとを捉えていける人ですので、医院都合で進めていることが多い状況から環境を変えたい方にもオススメできます。)
このように、会員制と言っても特別なことをしたり、会費を取ったり、そんなことが必要とは限りません。
患者さんを自院の「会員」「メンバー」と捉えて、価値=喜んでもらえること!を無償、有償で提供していくだけでいいのです。
ちょっと1回では、書き切れない内容ですので今後も適宜お伝えしていく予定です。
疑問・質問・ご意見などがございましたらメール下さい。
ここはメンバー専用ですので! いろいろ一緒に議論して考えることができてしまう「場」です。
私もこの「場」でなら高額コンサル級のアイデアを書くことが出来ますので、様々なご意見をお待ちしております。
それでは、また。
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